前回大会は両者ともにさえなかったが、今回は明暗が分かれている。
ふたりとも前回と同じデッキタイプを使用しているが、
ひとだまこいしは絶妙なチューニングが功を奏し、
2-0で最終戦を迎えることができたが、仏Theジャイアントは噛み合いが悪く、
0-2と苦境に立たされている。
こいしの全勝達成に、仏Theジャイアントが立ちはだかる!

Game1
先攻ひとだまこいし、互いにノーマリガンでゲーム開始。

ひとだまこいしが《沸騰する小湖》で終えると、仏Theジャイアントは
《平地》⇒《霊気の薬瓶》。これにこいしはリアクションせず、
仏Theジャイアントはロケットスタートに成功する。

しかしターンを受けたこいしも2枚目の《沸騰する小湖》を置くと
2枚とも起動し、《平地》《島》と並べ《石鍛冶の神秘家》。
先手の利をしっかりとりながら《殴打頭蓋》を手札へ。

仏Theジャイアントはメインで《剣を鍬に》を《石鍛冶の神秘家》に
当て、起動を許さない。さらに《不毛の大地》で《平地》を砕く。
*不毛の大地は基本土地を破壊できませんが、今回はこれで進行しておりました。

《島》のみとなったこいしだが《溢れかえる岸辺》から
しっかりと《平地》をひっぱり再度《石鍛冶の神秘家》。
今度は《火と氷の剣》をサーチする。

対する仏Theジャイアントは《リシャーダの港》を追加し、
《平地》を寝かせてエンド前の行動を許さない。

カードを引くだけで、こいしがターンを終えようとすると、
蓄積カウンターが2つの《霊気の薬瓶》から
《石鍛冶の神秘家》を繰り出す仏Theジャイアント。
《殴打頭蓋》を加えて、自身のターンは《平地》を置くのみで
様子をうかがう。

そこへこいしがエンド前《石鍛冶の神秘家》起動。
《梅澤の十手》を戦場へ。
そしてこいしのターン。《沸騰する小湖》、
《梅澤の十手》を《石鍛冶の神秘家》が装備し、レッドゾーンへ。
仏はそれに《石鍛冶の神秘家》起動、《殴打頭蓋》を戦場に送り出し、
そのまま《殴打頭蓋》ブロックで応対する。

《石鍛冶の神秘家》は墓地送りとなったが
残された《梅澤の十手》の蓄積カウンターを2つ取り除き、
仏の《石鍛冶の神秘家》を取り除くこいし。
だが、盤面は仏有利に傾いていく。

《霊気の薬瓶》の蓄積カウンターを3つにすると、
追加の《石鍛冶の神秘家》をプレイ。
これは《瞬唱の魔道士》をコストにした《意志の力》で阻まれたが
《殴打頭蓋》の攻撃は無事に通過。
結果、こいし ライフ12 対 仏 ライフ28 とライフ差が大きく開く結果に。

このままでは《殴打頭蓋》に制圧されてしまうこいしは、
《沸騰する小湖》から《島》、《真の名の宿敵》をプレイする。
しかしここで仏の《霊気の薬瓶》から飛び出したのは
《 異端聖戦士、サリア》!
戦場に出る事はできたものの、
《真の名の宿敵》はブロックできなくなってしまった。
このテンポ損が決定打となり、
《ファイレクシアの破棄者》指定《梅澤の十手》、
《リシャーダの港》によるマナ縛りで
こいしのゲームは完全に破綻してしまったのだった。

ひとだまこいし 0-1 仏Theジャイアント


Game2
先攻ひとだまこいし、互いにノーマリガンでゲーム開始。
こいしは《思案》でターンを返すと
仏の《ルーンの母》は《意志の力》、《石鍛冶の神秘家》に《対抗呪文》。
再度《思案》でコントロールに徹していく。
第3ターンを迎えた仏は《魂の洞窟》指定人間から《護衛募集員》で
《石鍛冶の神秘家》を手札に加える。

《魂の洞窟》でカウンターが機能不全となったこいしは
メイン《瞬唱の魔道士》フラッシュバック《思案》で思考を整理する。

2枚目の《魂の洞窟》指定コーで《石鍛冶の神秘家》を強引に着地させた
仏は《殴打頭蓋》をサーチしてエンド。
こいしの《瞬唱の魔道士》がレッドゾーンに飛び出し《護衛募集員》と
相打ちになったあと、仏は追加の《護衛募集員》を戦場に迎え
《スレベインの守護者、サリア》を手札へ。

そのエンドに現れた《ヴェンディリオン三人衆》が暴いた
仏の手札は《殴打頭蓋》《スレベインの守護者、サリア》
《剣を鍬に》《議会の採決》《平地》。
《殴打頭蓋》をライブラリーボトムへ送り返したこいしは
ターンを受けると《ヴェンディリオン三人衆》で攻撃、
ライフレースを開始する。

仏は引き込んだ《霊気の薬瓶》《不毛の大地》をプレイすると
《Volcanic Island》を破壊する。さらに《スレベインの守護者、サリア》を
追加すると《護衛募集員》で反撃し、ライフレースに応えていく。

《平地》を《リシャーダの港》で寝かされたこいしだが
《ヴェンディリオン三人衆》で圧を掛けたうえで
しっかり《乾燥台地》から《Tundra》を引っ張り、
《真の名の宿敵》を追加する。

仏は《真の名の宿敵》を《議会の採決》で戦場から追い出すと
《護衛募集員》《スレベインの守護者、サリア》でアタックし、
こいしを追い込んでいく。

《石鍛冶の神秘家》⇒《梅澤の十手》サーチと動くこいし。
仏はエンド前に《霊気の薬瓶》から《ルーンの母》。
続けて《スレベインの守護者、サリア》の先制攻撃で
さらに追い込みをかける。

《リシャーダの港》でマナを縛られ、
《スレベインの守護者、サリア》から連打をもらい
苦しい展開が続くこいしだが、2体目の《石鍛冶の神秘家》から
《殴打頭蓋》を引っ張り、体制を整える。

この《石鍛冶の神秘家》らが除去されず
起動能力で《殴打頭蓋》を戦場へ。
そんな盤石な盤面を仏の《スレベインの守護者、サリア》が
プロテクション(黒)を《ルーンの母》から受けて
レッドゾーンをすり抜けていく。
こいしのライフは9まで落ち込んでしまった。

ここで、こいしは《ゼンディガーの同盟者、ギデオン》のビッグムーヴ!
ここは0能力で2/2を戦線に追加し、いよいよ反撃となるか?

しかし仏は嘲笑うかのように《ファイレクシアの破棄者》。
ギデオンを黙らせると、《スレベインの守護者、サリア》の4回目のアタック。
ここまでくれば通す理由もなく、用済みの《石鍛冶の神秘家》*2で
抑え込むこいし。そして《至高の評決》!!

ヘイト集団から解放された《ゼンディガーの同盟者、ギデオン》が
戦場を走り出す!ついにこいしの反撃が始まった!
さらにやることのない仏のエンドにふたつある《霊気の薬瓶》のうち
蓄積カウンター2の方へ《摩耗》。

そして《殴打頭蓋》を装備した《ゼンディガーの同盟者、ギデオン》が
仏の頭蓋を殴打ッ!!ライフレースを捲ったこいし。

一気に苦境へ立たされる仏は残った《霊気の薬瓶》から
エンド前《異端聖戦士、サリア》。
新たな姿となってふたたびこいしの前に現れた彼女は、
《ゼンディガーの同盟者、ギデオン》の忠誠度を3にする。
さらに《オレスコスの王、ブリマーズ》を呼び出し、
勝負を続ける意志をみせる。

次に《梅澤の十手》を握りしめてレッドゾーンに飛び出した
こいしの《ゼンディガーの同盟者、ギデオン》に
《オレスコスの王、ブリマーズ》を差し出す仏。

3枚目の《霊気の薬瓶》をプレイする仏の
泣きっ面に《ヴェンディリオン三人衆》!
仏が見せた手札は投了だった。

ひとだまこいし 1-1 仏Theジャイアント

しかし《ヴェンディリオン三人衆》が暴いたのはそれだけではなかった。
ふたりには3ゲーム目を行う時間は残されていなかったのだった。

ひとだまこいし 1-1 仏Theジャイアント
DRAW

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